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マブラヴオルタネィティブ実況

[最初から今まで行った武たちの軌跡]

 この物語の主人公白銀武はもともと普通の世界の住人だった。戦争も何もない平和な世界。ただ毎日をだらだらと過ごしていた。しかし、自分がある朝目覚めてみると、外は人がいない廃墟のような世界だった。その世界では人類がBETAという宇宙人と生死をかけて死闘を繰り広げる狂った世界だった。彼はなされるがままその世界に翻弄されて生きていくしかなかった。その後衛士訓練学校に入学し基地の護衛を任された…。そこで武の記憶は途絶えた。

 気がつくと武はまたベッドの上にいた。それはBETAのいる狂った世界。武は時間を巻き戻されたのだ。まったく同じことが起こる世界。武は知っている。人類の敗北する運命を。それを変えるため武は立ち上がる。幸い前のこの世界で培った体力や知識はまったく衰えていない。そして前の世界で起こったことを少しではあるが覚えている。そのことを生かして人類を勝利に導かなければいけないのだ。
 「オルタネィティブ計画」今ままで3つの段階が実行されてきた。1はBETAにありったけの平和のサインを出すことにより先頭を回避する策。だがBETAからは何の反応もなかった。2はBETAを捕獲しあらゆる視点からその生命体を観察し、情報を得る。しかしまったく生態がわからなかった。わかったのはBETAが炭素生命体であるということだけである。3は人工的にBETAと会話ができる一種のエスパーのような存在を生み出しBETAの意思を読み取るという策。これでわかったのはBETAは人間を生命体と考えていないことであった。現在施行されている第4計画はBETAとの徹底抗戦である。BETAの最大拠点である「オリジナルハイヴ」を潰しBETAを駆逐することが最終目的である。そして、「オルタネィティブ計画」最終段階第5計画とは数十万の人間だけを乗せて地球を放棄し他の惑星に移住することである。武は最初に狂った世界に来た際、5が実行された世界を体験していた。数十億の人間が見捨てられた世界を。だから武は運命を変える決心をしたのだ。人類を見捨てさせないためにも。

 武の周りには心強い仲間がいる。元の世界にもいた友達や学園の先生たちだ。御剣冥夜・珠瀬壬姫・彩峰慧・榊千鶴・鎧衣美琴・香月夕呼・神宮寺まりも・社霞。彼女たちもまた特殊な立場にいる人間だ。冥夜は狂った世界の日本の最高権威、征夷大将軍である煌武院悠陽殿下の双子の妹である。武たちの所属する連合軍の人質という位置づけにある。壬姫は国連事務次官の父をつ。彩峰は父親が敵前逃亡罪で投獄された過去を持ちそれを恥じている。美琴は父親が諜報部の人間でそれを美琴は知らない。夕呼先生は武が元の世界から来たことを認め彼の能力を評価し武を有能な駒として扱っている。まりもちゃんは鬼軍曹として恐れられている衛士訓練学校の教官である。この二人は元の世界の白稜柊学園の先生である。そして最後に霞はオルタネィティブ3の時に生み出されたエスパーなのだ。しかし、この仲間の中にいない人がいた。それは武の思い人の鑑純夏であった。武はこの事実に寂しいが一応安心している。

 武は訓練生のとき香月司令の元で特殊任務を受けていた。それはオルタネィティブ4の補佐である。前のこの世界で夕呼先生は「150億個の半導体を手のひらサイズまで縮小する技術が必要」といっていた。あるとき武が目にした資料にどこか見たことのある式が写っていた。それは武が元の世界で学園生活を送っていた世界で授業中にいきなり黒板に書き始めたよくわからない式のことだった。しかし授業中でその式は違うと否定し、新たな式を書き出していた。ただ、その記憶はあいまいで武自信うっすらとしか覚えていないのであった。そこで夕呼先生は元の世界に武を送り込むため装置を開発する。それによって武によってその式を回収させるように命じる。霞に武をトレースさせて命綱を握らせるという方法で武を元の世界に送り込み回収させることに成功する。

 武は衛士訓練学校を卒業し、晴れて衛士になった。所属は特殊部隊A-01部隊である。これは香月副司令の直属任務を受ける部隊である。そしてその任を受ける直前、事件は起こった。武が開発した戦術機に乗せる新OS、XM3のトライアル中BETAが出現した。武の開発したXM3を乗せた機体でもやられていく…。武には絶対的な自信があったのにそれを簡単にBETAは破壊していく。武たちは初めてBETAの恐怖を目の当たりにする。武はその事実に怯え正気をなくしてしまい、BETAに対してトライアル用の武器のペイント弾で敵陣に突っ込んでいってしまう。武の戦術機は無残にも壊されるが、A-01部隊に助けてもらう。武は自分の自信が打ち砕かれ落ち込んでいた。そこにまりもちゃんが励ましに来てくれる。「あなたは死の8分間を乗り切った…。初陣の衛士は8分生き残れるかどうかで決まる。あなたはペイント弾で生き残った。それは褒められることだ。」そうまりもちゃんは言ってくれた。武はその話を聞いて自分を奮い立たせる。しかし次の瞬間、まりもちゃんは頭をBETAに食われていた。まだ生き残りがいたのだ。武は気を失ってしまった。

 武は元の世界に帰ることを決心する。BETAのいな平和な世界。まりもちゃんのいる世界へ。式回収の際に使った装置で霞のトレースをはずすことによってこの狂った世界と離れることを決めた。最後に夕呼先生は「あなたが帰ることができるのは元の世界ではない、元の世界から派生した世界なのよ。」といっていた。だが、BETAのいるこの世界よりは数億倍もましである。そう考えて武は元の世界から派生した元の世界に帰っていった。そこには純夏やまりもちゃんがいた。武は本当に喜び、平和をかみ締めた。だが、その平和も長くは続かなかった。みんなの武に関する記憶が消えていっているのである。武に深くかかわろうとすればするほど…。そしてまりもちゃんは武を励まそうとしてご飯に誘った帰り、ストーカーに頭を精肉工場の機械に挟まれ死んでしまったのだ。そして純夏にも…。武は全く訳がわからなかった。しかし、元の世界の夕呼先生は仮説を立てていた。武が狂った世界の因果を元の世界に持ち込んでしまったと。だからまりもちゃんは死んで純夏も…。武は自分の存在を消してくれと頼む。夕呼先生は武に「あんたが因果導体になってしまった原因を排除すればこの世界で起こったことを再構築できる」と教えてくれた。それはこの世界で起こったすべての因果が取り除かれるということであった。武は狂った世界に戻ることを決意し、因果導体を排除することを夕呼先生に約束する。「鑑はどこかで生きている。だからこそ奇跡は起こった。」そう夕呼先生は告げて武を狂った世界に帰した。

 武は今までの夕呼先生とのただ情報を与えるだけという関係を変えるべく言葉を選んでいく。そしてもう一度原隊復帰させてもらえることになった。だがしかし、それは武にとって過酷な運命との戦いの始まりであった。武が元の世界に帰った次の日、オルタネィティブ4の中枢である00ユニットが完成していたのだ。それは純夏の姿をしてそこに立っていた。「いったい…なぜ純夏が…。」00ユニットは「殺す…BETA…殺す…。」呪文のようにそう唱えているだけであった。武に与えられた任務は00ユニットである純夏を調整、制御することであった。武はこんな風になってしまった純夏に戸惑っていた。なぜ00ユニットが純夏の姿をしているのか、なぜここまで殺戮衝動を持っているのか。まだなにもわからない。そして武はA-01部隊に復帰し…。
 

 

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